自分で考えて、決める組織
自分で考えて、
決める組織
約5分で読めます
木村石鹸は、自律型組織を目指しています。そのため、部署に所属しますが、仕事の中身は部署で区切られていません。
「それでちゃんと仕事が回るの?」と思われたかもしれません。実は、私たちもときどき同じことを考えます。
このページでは、木村石鹸がどんな組織なのか、なぜこういう形をとっているのかを、いいところも大変なところも含めてお伝えします。自分にとって居心地のいい場所かどうか、考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。
どんな組織?
自律型組織とは、会社からの指示を待つだけでなく、一人ひとりが自分で考え、周りと協力しながら、決めて動いていく組織のことです。私たちは、それを「社員たちが協力しあって、勝手に組織を最適な状態に持っていく」と定義しています。
大事なのは、「協力しあって」と「勝手に」の両方です。会社の指示を待たずに動く。そのとき、関係する人への相談や情報共有を通じて、周りと協力することも大切にしています。
たとえば、こんなことが起きます。
商品の企画は、部署に関係なく誰でも発案できる
ヘアケアブランド「12/JU-NI」は、会社からの指示ではなく、ひとりのスタッフがほかの仕事と並行しながら、自分の関心から約5年間研究を続けて誕生した
営業部のスタッフの発案で、関西のテレビ番組「せやねん!」の人気コーナー「スマイル工務店」に問い合わせ、八尾本社の庭づくりが実現した
「自分たちのときにもあればよかった」と感じた新卒入社のスタッフが中心となって、新入社員研修を毎年実施するようになった
こうして自分で考え、周りと協力して動く中で、仕事が部署の枠を越えて広がることもあります。スタッフはそれぞれ部署に所属し、部署の仕事を土台にしています。そのうえで、多くのスタッフがチームやプロジェクトにも関わり、いくつかの役割を担っています。
役割と指示が、上から決まる
部署に縛られず、いくつかの役割を持つ木村石鹸
図の輪は、「部署」「チーム」「プロジェクト」に分類されます。
- 部署
- 所属する場所例:営業部、技術・開発部、製造部
- チーム
- 続いていく仕事のために集まる単位例:採用チーム、広報チーム
- プロジェクト
- 目的があって、期間を区切って取り組む単位例:B Corp認証取得プロジェクト、HASHUKA立ち上げプロジェクト
チームやプロジェクトは、会社の許可がなくても、自分たちで立ち上げられます。必要に応じて生まれ、役目を終えれば解散したり、ほかのチームやプロジェクトと合流したりします。部署・チーム・プロジェクトの間に、上下関係はありません。
もちろん、関係する人への相談や情報共有は大切にしています。自分で決めて動くことと、周りと協力して進めることは、セットだと考えているからです。
やってみたいことがあれば、部署の枠を越えて、仲間と一緒に仕事として形にしていける。そんな余白があることが、この組織の大きな特徴です。
なぜこの組織なの?
会社が大切にしている価値観に、「自律」「成長」「貢献」の3つがあります。
- 自律
- 自分で考えて決めたことに責任を持つ
- 成長
- 学びやチャレンジを続ける
- 貢献
- 周りの人、会社や社会に役立つ
この3つを大切にしながら、一人ひとりが持っている力を生かせるようにしたい。そのために、木村石鹸では、部署や役割を固定しすぎない組織を目指しています。
戦略に合わせて部署や役割をつくり、そこに人を配置する。それも、組織のつくり方の一つです。ただ、人の持っている力はさまざまで、決められた役割にぴったり収まるとは限りません。
たとえば、こんなスタッフがいます。
- 開発部+接客開発部スタッフが、物販イベントの接客で大活躍
- 営業部+実演販売・SNS営業部スタッフが、実演販売やSNSで人気
- 製造部+イベント企画製造部スタッフが、自社イベントを開催
木村石鹸では、実際にこうしたスタッフが活躍してきました。
役割を固定しすぎると、その役割では求められていない力が、生かされないままになることがあります。それは、もったいないことだと、私たちは考えています。
一人ひとりの得意なことや関心を、仕事の中で生かしてほしい。そういう考えから、部署の仕事を土台にしながら、その枠を越えて、いくつかの役割を担うこともできるようになっています。
責任は、2つに分かれる
とはいえ、自分で考えて動くとなると、「うまくいかなかったら、責任が取れない」と不安になるかもしれません。実際、社内でもそういう声がありました。そこで会社は、「責任」を2つに分けて考えています。
取る責任
うまくいかなかったときに、ペナルティを引き受けること。
果たす責任
最後まで自分ごととして向き合って、やり抜くこと。
うまくいかなかったときの「取る責任」は、会社が引き受けます。スタッフに求められているのは、「果たす責任」のほうです。
「自律」に内包される「責任」も、この果たす責任のことです。結果だけで責任を問うのではなく、うまくいかないときも、自分で決めたことに最後まで向き合うことを大切にしています。
この考え方は、給与の決め方にもつながっています。
それで、仕事は回るの?
うまく回っているところ
気づいた人が、手を伸ばせる
役割を一つに固定すると、どうしても自分の範囲を守ることに気持ちが向きがちです。役割にとらわれなければ、まだ誰の担当でもない仕事や、隙間にこぼれそうな課題にも、気づいた人が頼まれなくても動けます。
判断が早い
稟議書はありません。いちばん事情がわかっているのは、その仕事をしている本人。判断も本人に任されているので、いくつもの承認を待たずに、すぐ動き出せます。
大変なところ
誰に聞けばいいか迷う
一人がいくつかの役割を持っているので、「これ、誰に聞けばいいんだろう?」と迷うことがあります。
仕事が、抜け落ちることがある
みんながいくつかの役割を持っているぶん、お互いに遠慮して、ぽろっと抜け落ちることがあります。
一つひとつに、時間をかけにくい
かけもちが多いぶん、一つひとつの仕事にかけられる時間が限られます。
正直に言うと、いい面も、大変な面もあります。それでも、一人ひとりが自分で考えて動き、持っている力を生かせることのほうを大切にしたい。会社はそう考えて、いまの組織の形をとっています。
また、どんな役割も固定しない、というわけではありません。たとえば、品質や安全に関わることは、責任者と手順がはっきり決まっています。化粧品や洗剤は、毎日のくらしの中で肌に触れるもの。お客さまに安心して使っていただくために、ここは決まりにそって確実に進めています。
合う人、合わない人
のびのび働けると思う方
いろいろな仕事に関わってみたい方。
担当外のことでも、気づいたらつい手を出してしまう方。
戸惑うことが多いかもしれない方
担当範囲や手順がきちんと決まっているほうが、力を発揮しやすい方。
こういう働き方なので、合う合わないがはっきり分かれると思います。どちらがいい悪いではなく、合うかどうか。気になることがあれば、選考の中で何でも聞いてください。私たちも、できるだけ正直にお答えします。
木村石鹸をもっと知る
其の一自分で考えて、
決める組織自律型組織 いま読んでいる記事-
近日公開
其の二自分の給与は、
自分で決める?自己申告型給与制度 記事を読む -
近日公開
其の三くらしを大切に
しながら、働く。働き方と福利厚生 記事を読む
- HOME
- 自分で考えて、決める組織
